アーバンリサーチ
http://www.urban-research.com/UR/gallery/新宿のビームスにはだいぶ前からギャラリーがあって、コマーシャルギャラリーの所属のような作家ではなくて、イラストレーターだったりコマーシャルな写真家だったりと、なんというか美術手帖なんかには載ってなさそうな感じのする作家が紹介されたりしていた。何かの機会で一度行ったきり、再度足は運んでいない。あくまで印象なんだが、アートっぽいんだが美術っぽくないというか、そんな感じで、もう行かないだろうな、とか思ったりしたような記憶がある。とはいえ最近ではTOKYO CULTUART by BEAMSを原宿の店舗で展開したり、冬のセールの際には名和晃平や田幡浩一を起用したキャンペーンなど、以前よりも美術っぽい雰囲気がしている。
今回のアーバンリサーチ(以下UR)での田島秀彦の展示も括りとすれば、そのようなアパレル方面からのアプローチであるような気もするが、実際に店舗で使われる什器などを台座として展示する方法は、店舗と作品を切り離すこと無く、URの延長として機能していた。
田島秀彦を初めて見たのはおそらく名古屋のケンジタキギャラリーでのグループ展であったように思うが素材感もあり、かなりファニーな印象だった。ケンジタキでの印象とURでの印象は空間の違い(URでは”アパレルショップっぽい”音楽が聴こえている)もあってか、かなり違うものではあったが、ペインティングもインスタレーションも同等に扱いながら制作しているであろう田島の作品はその場所に合わせる柔軟性も持ち合わせていたようだった。
とはいえ、ギャラリースペースはギャラリースペースとして独立しすぎているようにも感じさせることも確かで、服を買わずに展示会場の3Fにまで上がるのには、なんだか気が引けた。餅は餅屋ではないが服屋のにーちゃんは3Fでは接客してくれない(接客はしなくてもいいが、スタッフがいないのは如何なものか)。fashion×artというハイブリッドな戦略を打ち出すのであれば、アートの造詣のある店員かもしくはファッションに造詣のあるキュレーターの一人くらいいてもいいんではないかとも思う。今後に期待。

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